2013年1月20日日曜日

osechi

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おせち いん トロント(半人前板前のおせち録
 Do you know "osechi"?
"Osechi" is like a traditional super feast lunchbox for New Year's Day and every part has a special meaning. We, Japanese, hope for health, wealth, happiness and just everything good for the new year and that's why we eat "osechi". 
I've made "osechi" ever year since I was 5 or 6 year's old helping my father.
So it is an annual tradition for me to make it.
I made it in Toronto for New Year's Day 2013.
I think my father could have done a much better job, for sure, but I found out where my weak points are so I can learn for next year!
Made by Sueyoshi in Toronto 1st/Janu/2013

Made by Sueyoshi in Toronto 1st/Janu/2013


板前たるものおせちを作らずして年など越せるか!!!!
ということで、トロントで頑張って作ってみました。
31日までみっちり仕事(barのキッチンでの)がありましたので、仕事前+後でなんとか、段取組んで成し遂げました。
が積もってたので、買い物も一苦労。

買い物→仕事
腐りにくいもの作成(たつくり、きんとん、酢の物など)→仕事
買い物→仕事
切り出し→仕事
煮物、焼き物→仕事
盛り付け→仕事(中に年を越す)
みたいな年末でした。献立作成やスーパーの下見の時間を入れたら結構時間かかってます。
あっそうだ、 クリスマスイブイブに考え始めたんだった。

トロントでおせちを作ろうと思った人が勇気づいたら幸いです。
ということで詳しく説明入れてきたいと思います。

まず一の重

上から
ロブスター海老しんじょう
伊達巻
左から
田作り(ごまめ)
黒豆
叩きごぼう

○ロブスターしんじょう
せっかくこっちにいるので、伊勢海老の代わりに何かしらでロブスター使ってやろうと思いましてやった次第です。もっと赤くきれいに仕上げたかった、、、チャイナタウンで一匹4$で買えましたw安っ

○伊達巻
この伊達巻はいろんな味がしますよ。
問題その1、オーブンがない。問題その2、流す型(卵焼き器みたいな)がない。
なんとか大家にトースターを借りてオーブンの代わりにしようとしたんですがたのですが、試しに軽く回してたらキッチンのブレーカーが落ちて、ブレーカー上げたらいいだけだと思ったけど、そのブレーカーが治らない。なぜだ?多分、熱電動ブレーカーの超古いやつなのかな?とか思ったが30分たっても上がらない、治らない。挙句にオーナー奥さん(同じ家に住んでる)から『あんたが悪い、ふざけんな』みたいなこと言われて、そっちがふざけんな、他に何も使ってないのにブレーカー落ちる家ってどんな造りしてんだよ?ってことで、小競り合いが始まりました。チャイナは切れると、こっちの言い分全く聞かないからうざいわー。そんなこんなで小一時間が過ぎた頃
*コンロは使えたのでその間暗闇で作業続行、しかし換気扇は動かず匂いがこもり、オーナー奥さんが『匂いがすごいから料理すんな』とまたもきれる。こっちはもう呆れて、ハイハイといい、ドア全開で換気。(地下なので窓がない)すると、外は寒いから開けたら暖房代が大変なことになる(全部の部屋が一つのエアコンでつながっているため)ときれられる。もうこっちもやる気なくして、戦意喪失。もういいやおせちやめたとめんどくせーと思い片付けしていると、そのタイミングで治るw 原因は別の部屋の個別の小さいヒーターも同じ回路だったんじゃねーか?っていう話で落ち着き、料理の許可、トースターの使用許可もおりました。今考えると意味不明な利用許可だな。w そんなこんなで、いざ作ろうと思ったとき、問題2に気がつく。えー伊達巻なしはおせちっていえねーよ!!そんなのだめだーってことでとりあえずグーグル先生に泣きつく。そしたら教えてくれましたグーグル先生(クックパット)。クッキングシートで作る方法を。助かったー→http://cookpad.com/recipe/1643181
クッキングシートで作る方法だけ真似しただけだよー
そしてなんとか焼き上げるも火力が弱くパサついてしまい、少し悔しい、だけど苦労した分の旨み、チャイナとの激戦の日々、分量オヤジに教えてもらったので懐かしい味、そんな一言では言い表せない味となりました。w

○田作り(ごまめ
かたくちいわしはPAT(コリア&日本系のスーパー)で簡単に手に入りました。前の店は水飴を使っていたので、なしでうまくいくか不安だった(というか自分作らしてもらえなかったので初挑戦)のですが、料理人の勘が冴えていたんでしょう。醤油ちょろちょろと砂糖どぼってやってちょっと詰めたらいい感じの味になってたのでそのまま詰める、後半で少しみりんをたしもう少し詰める、ここぞのタイミングで煎っておいたカタクチイワシくん投入(このタイミンが経験を有する)すかさず絡め、板に広げる。冷めた時の、固まりぐわいが成功か失敗を分ける。(あったかい時とは硬さはまるで違う)一時間後様子を見てみる。 自分でびっくり完璧な仕上がり!!!少し田舎臭い味付けになったが自分好みだからよし!!!

○黒豆
こいつは二番目くらいに苦労したかな?何故か?鉄(Fe)を手に入れたかったからだ!!!!!
黒豆を炊く際は鉄を一緒に入れて炊くと黒く艶が出るのです(きっと科学的根拠があるはずだが知らないw)
前の店ではボンスター(鍋磨きのすごいほわほわした繊維状の鉄、金たわしは違うよ)をぶち込んでたのを思いだし、様々なスーパーで探すも見当たらない、カナディアンタイヤ(ホームセンター)に行くも見当たらない。鉄釘が昔のやり方なのだが、鉄かどうかなんて、見分けるのすげー難しいらしい。(グーグル曰く) ということで、カナディアンタイヤのオネーサンに聞いてみる。『”鉄”の釘探してるんだ』あーこっちこっちと釘のコーナーへ連れて行かれる。『これ、釘よ』確かに釘だね。『鉄のってある?』って聞くと?『は?』とすかさづ『鉄、てつ!!』というと『知らないわよ』と去っていった(ボクシングデーという大イベントの日だったので忙しかったのだろう)。ということで鉄釘なのかステンなのかなんなのかわからんが、っぽい釘(適当)を買ってみた。
黒豆は得意のチャイナタウンで簡単に見つけた!!
重曹は使うの嫌いなので、時間勝負で戦ってみた。
まず水で戻すこと半日。
仕事前に(朝一)点火。謎の釘と調味料と共にゆっくりゆっくりふつ、、、ふつ、、と炊き続ける(決して煮立たせてはいけない)
四時間後気づいたら 仕事に行かなければ(;゚Д゚)!
ということでそのままゆっくり冷まし、翌日朝一、再度点火。
計8時間炊いた所でいい感じの柔らかさになる(壁に向かって投げ、黒豆が崩れてピタッと壁にくっつくくらいがベスト!!)
しかし!!なんか若干茶色い!!!黒がイマイチ、、、
やっぱり釘、鉄じゃなかったのかーと残念な気分になる。。。。
味は予想以上に中に入らなかった、ま嫌なしつこさがなく上品な感じで仕上がり、みんなもエンドレスに食べ続けてくれたのでよし!!!


○叩きごぼう
祝い肴三種。これと伊達巻があれば俺はおせちと呼べる気がする。祝い肴三種とは、関東では黒豆、数の子、ごまめ(田作り)の3種、関西では黒豆、数の子、たたきごぼうの3種である。
が、 数の子手に入れられず、、、、
ということで、関西&関東合わせて、祝い肴三種としてみました。*今時おせちにルールなんて全くありません
ごぼうはやっぱりチャイナタウンで見つかります。これはあまり苦労しなかったなー
ただごまをりにするのを忘れたのを盛ってる際に気づく(;゚Д゚)!
あと粉山椒無しでやるとやっぱり味が締まらない。 
苦労はしてないが、反省点がいろいろある叩きごぼうとなりました。

○梅人参
サブキャラですが、この段でこいつないと一気に殺風景になります。そしてこの写真をフェイスブックやこのブログを通じてみんなに見てもらおうと思っていた(みんなあんまり俺がバリバリの板前って信じてなかったしちょっともの見せてやる気持ちだった)。ということは私の直接の先輩も観るだろうし、直接じゃない先輩、大先輩も見るかもしれない。へなちょこな梅人参なんて剥いたらぶった切られるだろうと思い、これはミスれない。ということでこの人参にかける熱意は、凄まじいものでした。w
なぜなら、あまり剥きもの得意でないw しかも、薄刃とかないしーーー家庭用包丁だしーー砧巻(きぬたまき)(二の重)の桂剥きもしんどかったです。
実は梅人参ですが、綺麗な正五角形を作れれば素人の方でも簡単にできます。その正五角形が若干難しいのですが、、、
ということで、インターネットで正五角形の画像を出してw http://d.hatena.ne.jp/math19575/20080320/1205996736
パソコンの前にまな板を置き、一つの内角が108°だからとぶつくさ言いながら、梅人参を作成w
さすが半人前、そして見栄っ張り。
こんなことやってるからまだまだなんだよなーと今更カッコ悪く感じる。



二の重

左奥 柿なます
右奥 サーモン砧(きぬた)(赤と白のやつ)
    うなぎ八幡巻(茶色のやつ)
メイン 鯛!!みたいな、魚w
左手前 菊花大根
右手前 いくら

○柿なます
特に書く事はありませんが、ただ、作りすぎて、消費に困った。めちゃめちゃ酢の物好きってわけじゃないし、、、

○サーモン砧
日本人でもこれ知ってる人、一人もいなかったw 高級ってわけでもないのになんでだろうか?料亭のおせちは大体ついてると思うのだが。
作り方、大根(日本でやるなら聖護院蕪(超でかい蕪)のがずっと美味しい)を桂剥きする。そのまま海水くらいの食塩水作って入れる。一時間後取り出し、手で押し絞る(あんま強いと破ける)甘酢(酢1水1砂糖好み*水は火入れしたほうがよい)につけておく。サーモンは燻製を購入。しかし、スライスになっているのしか手に入らなかった。重ねて、切って、無理やり直方体を作成(イメージ 7cm×1cm×1cm)そしてそれを真にして巻くだけ。
美味しいんで試してもらいたい一品ですね。
外人うけもこれが一番良かった!!!

○うなぎ八幡
唯一の手抜きw
PAT(コリア日本のスーパー)でうなぎの蒲焼の冷凍を発見して、テンション上がって衝動買いで作った唯一の勢い作品
*本来穴子を使います。
恥ずかしいからあんまり言いたくないけど、ごぼうは太い部分を四つに切り、端を輪ゴムで縛って下ゆがき。その後、解凍したうなぎの蒲焼を巻きつけ、両サイドを爪楊枝で止めて、そのままレンチンして、粗熱とって、ラップでしっかり締めるようにして巻くそして冷蔵庫。以上
大量に炊くならできるけど、一本じゃ炊けないやー
このやり方が、家庭的だし、おいしいw
もう手抜きしませんw

○鯛!!!みたいな魚
名前しらない。顔とか斑点のいろとか違うんだよなー。けどかなりタイに近い魚のはず。いやむしろ実は鯛で、こっちで取れるのはそういう感じなのかも?やはりチャイナタウンで購入。
とりあえず下ごしらえ。この手法はオヤジ流です(オヤジは中に赤飯かケンチンを射込む)
包丁がまともじゃないからしんどかった。ハサミと包丁二種を使い分けてた。
尾頭つきのまま幽庵地の塩バージョン(白くしたいから)に一晩漬け込む
地から上げトースターで焼き上げました。
味は微妙。地にオレンジのぶち込んだけど、若干臭かったし。
やはり日本の鯛は美味いよ!!! 
コブで旨み補えばよかったやー

*地(じ)=煮汁や、つけ汁、調味料を合わせた液体
板前はこの汁の事をすべからく『地』と言う


  

 三の重

煮物
 里芋
 ごぼう
 くわい
 人参
 蓮根
 結び昆布
 絹さや
きんとん

唯一満足できた段です。
○煮物
結び昆布作る際に、大量に昆布だしを引いてそっから、鰹節入れて出汁を取りました。(昆布だし分節約成功)
全体的に上手に炊けました。
チャイナタウンで里芋もくわいもごぼうも絹さやも手に入りました。(くわい見た時はテンション上がりました)昆布はPATで購入。
里芋は剥いて、とぎ汁で下ゆがき→清湯(水でぬか臭いのを抜く)→出汁で炊くという昔ながらなやり方で炊きました。煮崩れさせずに、完璧に火を通すにはよそ見したらできません。
くわいと、ごぼうは油で下揚げしてから炊きました。

○きんとん
一番苦労したのがこいつかな。まずさつまいもは手に入るけど金時いもは無理(当たり前w)どうやって、黄色くするか、、、、
もともと、黄色≒金色=金運UP
というのがあるので、やはり縁担ぎに黄色にしたかった。
ということで、『クチナシ』探しの旅が始まるのである。*クチナシの実を入れて一緒に湯がくと黄色くなる
しかし、行けど探せど見つからない。あの、チャイナタウンですら売っていない。
グーグル先生に聞いたら、トロントで同じように探してる人たくさんいたが、誰ひとり手に入れてない。
ということで選択肢としては、サフランを使うか、色粉を使うかだ。
サフランの匂いを懸念して、色粉を入手。(on Bloor のBathurstの近くのスーパー?)
海外の色粉の副作用(匂い味健康性)は不安だったが
一応ゆがき後清湯(綺麗な水でもう一度ボイル)したら、なんにも感じなかった。(健康面は大ジョブと信じることにした)
ダララマ(こっちの百均)で裏ごし用の編みを購入しておいたので、ボイル後、熱いうちに裏ごし開始!!!一分後、少しつなぎ目の所が破れ始める。続けるという選択肢しかなかったので続行するも、三分後3/4網が抜け落ち諦める<(T◇T)>うぉぉぉぉぉ!!!
木べらでマッシュするも、なめらかな舌触りには到底及ばない、、、
翌日早めに職場に行き、こっそりフープロにかける。(こっそりしなくて良い)
すると!!!
こ、こ、これは!!!
ということでなめらかな、きんとんができた!!!
後は栗ね。こいつもチャイナタウンで普通にゲット。
やっぱりクリいっぱいあった方が嬉しいよなーって思って、40個くらい購入。しかし、剥くのにものすごい時間を費やしてしまった、、、(剥いてる途中、半分位にしとけば良かったと若干の後悔に駆られる)

結果、味も見た目も満足行きました。みんな大好ききんとん。時間を費やし成功!!!

職場のシェフにお世話になっているし、日本の料理に興味があるのであげてみました。
奥はゆず釜風オレンジ釜。穴を開けずにくり抜くのは大変な集中力を有しました。少し鯛がでかいー

彼の感想は正直めっちゃうまいわけではなかったと。全体的に甘すぎるように感じたってさ。でもこれが、ジャパニーズスタイルだなと、勉強しながら、食べてくれたらしい。
まー彼らは白いご飯と一緒に食べるもしくは日本酒と一緒に食すというのが、できないのでしょうがないかと思ったねー


とりあえず、見た目はぼちぼちよく仕上がりましたが、焼き加減、味付け全体的な味のバランス、自分の実力のなさ、経験値不足等等等、(画像では伝わりにくいですが)課題がたくさん見つかりました。
悔しい気持ちもありますが、実際自分の本当の実力を知るというのは、大切なことだと思っています。
一つずつ、課題をクリアしていきたいと思います。
最後になりましたが、『折』(お重箱)を手に入れるのは不可能と考え、実家から店用のを送っていただきました。ちらほらある飾りや、仕切り、カップ、風呂敷なども、全て送っていただきました。
折が適当なものなければとても盛り付けできたものじゃありません。
この場をお借りしてお礼を言いたいと思います。
お父さん、お母さん
僕を産んでくれてありがとう w( ̄Д ̄;)wワオッ!!

閲覧ありがとうございます。 
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